スタッフブログ

子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え代わりについて

こんにちは、歯科医師の村瀬です。お子様がある日、歯がグラグラすると言ってきて驚いた事はありませんか?

今回は子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え変わりについてお話しさせて頂きますね。

 

目次:

1   子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へと生え変わる順番について

 

2   子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え変わりで注意すべきポイント

 

3   症状

 

4   子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)の生え変わりの時期の歯みがきについて

写真1

1   子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へと生え変わる順番について

 

乳歯の生え変わりは、6歳頃に下の前歯から始まり、6歳臼歯が生えてきて、7歳を過ぎる頃には上の前歯が抜けて、永久歯へと生え変わります。8~9歳頃には前歯から奥歯へ向け順番に生え変わり、上下の奥歯は11歳頃です。14歳頃までには全ての歯が永久歯へと生え変わります。

 

永久歯は中央から奥に1、2、3、4、5、6、7、8と順番に数えます。

 

永久歯が生え変わる順番は、

上の歯の場合、6→1→2→4→3→5→7

下の歯の場合、

1→6→2→3→4→5→7

の順番で生え変わります。

乳歯から永久歯への生え変わりは一般的な目安であり、個人差がある為、生え変わりが順調であれば問題ありません。

 

 

 

 

写真2


2   子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え変わりで注意すべきポイント

 

①ちゃんと乳歯が抜けてから永久歯が生えているか

 

乳歯が抜ける前に永久歯が生えるという事が、下の前歯でよく見られます。乳歯が残ったまま永久歯が生えると、乳歯が邪魔をして本来あるべき位置に永久歯が生えてくる事が出来ません。必要に応じて乳歯の抜歯を行う可能性がある為、歯科医院へ相談しましょう。

 

②左右ともだいたい同じ時期に生え変わりが起こっているか

 

乳歯から永久歯への生え変わりは多少の左右差はあっても、だいたい同じ時期に起こります。しかし、永久歯が作られていなかった場合や、あごの骨の中で永久歯が他の歯の根っこに引っかかっている場合、乳歯がずっと残ったままになる事が多いです。いつまでも生え変わらない場合は、レントゲン撮影を行い、永久歯の状況を確認する必要があります。

 

③生えたての永久歯は虫歯になりやすい

 

生えたての永久歯は、歯の表面が粗いため歯垢が付きやすく、歯質が未成熟で酸に弱く、歯並びが凸凹しやすく歯の溝も深くて磨き残ししやすいという特徴がある為、虫歯になりやすいです。

 

 

 

写真3

3   症状

 

歯茎の腫れに加え、むず痒い、歯みがきの時に痛がるという症状がみられます。

写真4

4   子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え変わりの時期の歯みがきについて

 

生え変わりの時期のグラグラする歯も他の歯と同じ様に磨いて構いませんが、気になる場合は歯ブラシを持つ反対側の手の指を軽く添えて仕上げ磨きをします。特に一番奥の乳歯の後ろに生えてくる「第一大臼歯(6歳臼歯、6番)」と呼ばれる歯は生えてきた事に気づきにくく、生え始めは他の歯より背が低くて歯ブラシが届きにくい為、汚れや食べかすが残りやすくなっています。歯ブラシを横から入れて磨くと毛先が届きやすくなります。

 

生え変わりの時期こそ、しっかりと歯みがきをする事が大切です。仕上げ磨きはしっかりとしてあげましょう。

 

当院ではブラッシング指導を行っております。大切なお子様の歯を虫歯にしない為にも、ぜひ当院にご相談下さい。

90年の歴史がある親知らずを抜くなら小倉南区の歯医者さん

医療法人  徳和会  上田歯科医院

院長・歯学博士  上田和茂

住所:福岡県北九州市小倉南区北方1丁目12-40第一菊ビル2階

TEL:093-921-1806

093-921-1806

ページの先頭へ