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どうやってできるのかな?
こんにちは歯科技工士の矢島です。
今回は詰め物はどのような工程でできているのか簡単ではありますが説明したいと思います。
歯医者さんに行って型取りしてそのあとはどうなってるんだろうと思っている方もいると思いますので
今回は詰め物の中でも銀歯(インレー)ができる工程を説明していきたいと思います。
「どうやってできるの??」
最初に治療を終えて型取りされた印象に石膏を流して歯科模型を作ります。
次にこの模型に歯科用ロウでできたワックスを使って銀歯の形を作っていきます。
次に出来上がったワックスを円柱のリングに埋没していきます。
このときに失敗するとまたやり直りなので気泡が入らないように注意しながら埋没材を流し込んで固まるまで待ちます。
固まったリングを約700度に熱したファーネスにて焼却していきます。
このときに埋没された中に最初にワックスで作ったパターンがありますのでしっかりと焼いていきます。
そしてこの焼かれて空洞になったところに銀歯に使われる歯科用金属を溶かして勢いよく流し込んでみます。
このときに専用の遠心分離機という機械を使い遠心力を使って金属を勢い良く流し込みます。
この方法は昔も今も変わらずの方法です。
次に鋳造された金属を研磨していきます。
まずは模型にしっかりと合わせていきしっかりと適合させていきます。
次に噛み合わせや微調整をしていき研磨していきます。
研磨の際に磨き残しがないか、微妙な狂いがないかなど多くのことを注意して研磨していきます。
そして最終的にピカピカに磨き仕上げていきます。
以上が簡単ではありますが皆さんがよく見かける銀歯(インレー)の作り方です。
なかなか知る機会がないと思いますので、他の詰め物だったり色んな物で聞きたいこと知りたいことなどありましたらどんどんお尋ね下さい。
アレやこれもやってほしいなどの企画、リクエストなどありましたらお気軽にお声かけ下さい。
次回はあなたの疑問が採用されるかも??
医院内はクリスマスツリーを飾ったり飾り付けをしたりしてクリスマスモードいっぱいですので来院の際に楽しんで行って下さい。
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医療法人 徳和会 上田歯科医院
院長・歯学博士 上田和茂
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