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お子様の歯ぎしりについて
こんにちは、歯科医師の村瀬です。今回は、お子様の歯ぎしりについてお話をさせて頂きますね。
目次:
1:子供の歯ぎしりが始まる時期(①子供の歯(乳歯)が生える時期)
2:子供の歯ぎしりが始まる時期(②大人の歯(永久歯)が生える時期)
3:歯科医院で診てもらう必要がある場合
お子様が歯ぎしりを始める可能性のある時期は2回あります。
①子供の歯(乳歯)が生える時期
②大人の歯(永久歯)が生える時期
1:子供の歯ぎしりが
始まる時期(①子供の歯(乳歯)が生える時期)
子供が歯ぎしりを始める時期は、だいたい生後8ヶ月から10ヶ月くらいと言われています。子供は生後半年くらいから下の前歯が生えてきます。生後8ヶ月頃になって上の歯が生え始めると、歯と歯がぶつかって歯ぎしりをするようになります。
大人の歯ぎしりは主に睡眠中に起こりますが、子供の歯ぎしりは目を覚ましている状態であっても起こります。
子供の歯ぎしりは歯の噛み合わせを調整する為にしており、乳歯が生え揃う2歳半くらいまで続くと言われています。もちろん個人差もありますがいずれ収まるものですので、お子様が歯ぎしりをしているからといってあまり不安にならず、じっくりと経過を見守るようにして下さい。
2:子供が歯ぎしりを始める時期(②大人の歯(永久歯)が生える時期)
子供の歯ぎしりの多くは5歳から10歳の間に起こります。この時期は、乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)に生えかわる時期です。
ほとんどの子供の歯ぎしりは、乳歯が全て永久歯に生えかわる12歳くらいで収まります。
子供の歯ぎしりは、歯が生え始めた事で起こる痒みを解消する為であったり、歯並びや顎の位置を調整する為に起こる生理現象なので、じっくりと経過を見守るようにして下さい。
3:歯科医院で診てもらう必要がある場合
・歯が大きく欠けたりすり減ったり、歯並びが悪くなっている場合
・いつまで経っても歯ぎしりをやめない
歯が生え揃ったにも関わらず歯ぎしりをやめない場合は、歯ぎしりが癖になっている可能性があります。
永久歯が生え揃ってからも歯ぎしりが治らない場合、永久歯に破壊的なダメージを与えたり、顎関節症の原因になったりする可能性もあります。
・歯が揺れてきた場合
上記のような場合には、歯ぎしりをやめさせるというよりも、歯や顎へのダメージを軽減する為に「ナイトガード」を夜間のみ使う場合があります。
ナイトガードは保険適用で作る事が出来ますので、心配な方は当院にご相談下さい。
91年の歴史がある親知らずを抜くなら小倉南区の歯医者さん
医療法人 徳和会 上田歯科医院
院長・歯学博士 上田和茂
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