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お子さまの仕上げ磨きについて。
こんにちは😃
歯科衛生士の高岸です。
とても寒かった冬も、あと少しで過ぎそうですね。
日一日と春の気配を感じる毎日です。
今回は、お子さまの仕上げ磨きについて
です。
仕上げ磨きが重要な理由
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生えたての歯は、表面が粗く歯質が未熟で、酸への抵抗力が低いため、エナメル質が溶けやすいのです。
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新しく生えてきた歯は、周囲の歯との関係で、歯並びが凸凹し、すき間が生じることで、磨き残しが多くなります。
- 手先がまだ器用でない子どもは、自分一人で磨き上げることができません。その磨ききれない部分を大人が磨いてあげることで、虫歯のリスクを大幅に下げることが可能となります。
仕上げ磨きは、何歳まで❓
- 10歳までが推奨されています。この時期になると、子ども自身で歯磨きができる能力があります。
- 自分で歯磨きすることを嫌がる場合、第二大臼歯が生え揃う12歳頃まで、続けることもひとつの選択肢です。
仕上げ磨きの姿勢
- 子どもの口腔内をしっかり観察し、安全かつ効果的に歯磨きを行うためには、子どものうしろから磨くのが理想的です。
- 子どもを膝の上に寝かせ、子どもの頭をお腹や脇で固定します。
- 子どもが一人で立っていられるようになったら、立たせて磨くことで、唾液や歯磨き剤を飲み込むのを防ぐ効果があります。
歯ブラシでの磨き方
- 歯ブラシは、小刻みに動かしましょう。
- 一度に1〜2本を目安に、歯の表面に対して歯ブラシの毛先を垂直に当てて磨きます。
- 毎回同じ場所から始め、歯の咬み合わせ、歯の裏、歯の表と同じ順序で磨きます。
- 歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは、落としきれないので歯間の広さに合わせて、デンタルフロスや歯間ブラシの使用をおすすめします。
仕上げ磨きのコツ
- 歯磨きは、毎日行うため、時間をかけずに丁寧に磨き上げることで、子どものストレスをなくし、安心感をもって歯磨きに臨みましょう。
- 歌う、楽しい話をするなどして、歯磨きが苦にならないよう子どもとのコミュニケーションの時間として活用しましょう。
- 子どもの好きなキャラクターの歯ブラシや好きな味の歯磨き剤を使用しましょう。
- 痛みを与えないよう、やさしく磨きます。歯ぐきや上唇小帯を指で保護しましょう。
- 機嫌が悪い時は、無理に行わず、状況に応じて時間調整をしましょう。
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仕上げ磨きが終わった後は、褒めてあげましょう。
お子さまの歯を大切にするため
歯磨きに対するポジティブな印象をもたせるため
親子の絆を深めるために仕上げ磨きの継続をお願いいたします😊