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歯石について

明けましておめでとうございます。歯科医師の村瀬です。今年も宜しくお願い致します。

 

今回は歯石についてお話させて頂きますね。

 

目次:

1:歯石とは

2:歯石を放置するデメリット

3:歯科医院で歯石を除去する方法

4:歯石の予防方法

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1:歯石とは

 

歯石とは歯垢(プラーク)が石灰化して硬くなったもので、歯科医院で定期的に除去する事が必要です。

 

歯石は、歯ブラシの届きにくい歯と歯の間、歯と歯茎の境目、歯が重なって生えている所など磨き残しのできやすい所や、「下の前歯の裏側」や「上の奥歯の外側」など唾液腺の近くにある歯にできやすいです。

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2:歯石を放置するデメリット

 

・虫歯や歯周病になりやすい

歯石そのものは虫歯や歯周病を引き起こしませんが、歯石の表面がザラザラしているので細菌がつきやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

 

・口臭の悪化

歯垢・歯石が溜まっている人で最も顕著に現れる症状は「口臭」です。

歯に歯石が付くと周りの歯茎が腫れ、歯茎から出る血液や滲出液によって口臭が出やすくなります。

また、歯と歯茎の境目の歯周ポケットに歯石がたまると、歯茎が腫れて膿が出てくることもあり、口臭の原因になります。

 

 

3:歯科医院で歯石を除去する方法

 

・スケーリング

スケーリングとはスケーラーと呼ばれる器具を使って歯石を除去する方法です。スケーラーには、機械の超音波スケーラーと、手動のハンドスケーラーがあります。

 

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・ルートプレーニング

ルートプレーニングとは、歯茎の内部にある歯根についた歯石を除去した後、歯根の表面をなめらかにする治療です。歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、歯と歯茎の境目から歯根にまで歯石が付着します

歯根に歯石が付着すると、スケーリングによって歯石を取り除くだけでは歯茎の状態は改善されません。歯根に細菌の毒素が付着するので、歯周ポケットが改善されないのです。その為、歯石を取り除いたあとに歯根をなめらかにする必要があります。

 

 

4:歯石の予防方法

歯垢(プラーク)は約24時間で作られ、さらに歯石になる迄に約48時間かかるといわれています。

 

従って、毎日のセルフケアとして歯磨きを丁寧に行い、フロスや歯間ブラシで歯垢(プラーク)を除去する事は歯石の予防方法としてとても重要です。

 

それでも磨き残しは生じる為、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、ご自身では落とせない汚れを除去する事も大切です。

 

当院では、定期検診でクリーニングを行う際に磨き方や歯ブラシの選び方、適切なケアグッズもお伝えしていますので、お気軽にお声掛け下さいね。

 

 

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92年の歴史がある親知らずを抜くなら小倉南区の歯医者さん

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院長・歯学博士  上田和茂

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